花への想い(2025)
各会員のレッスン、展示会、イベントなどの活動内容、
花に対する想いや花のある暮らしの楽しみ方などを掲載しています。
「都会の花のある風景」
橋爪容子(8月)
今年もひまわりが咲き誇る時季となりました。都内の公園でも季節の花々を十分楽しめます。
都会の中でたくましく育っている植物を目にすると「パワーをもらえる」そんな気持ちになります。
一眼レフやミラーレスカメラをを手に、「花を通して季節を感じる」ライフワーク。
仕事途中にちょっと車を停めて咲き始めた公園の花々にシャッターをきる。
素敵な世界観をカメラにおさめた時は感動です。
そんな「花のある風景」をデザインに落とし込む。
そして植物の植生にも沢山のデザインのヒントが隠れているのです。
今年の夏も暑い日が続いていますが花々を通して季節の移ろいは感じていたい
この頃です。
(葛西臨海公園にて)
「四つ葉のクローバー」
村田由美子(6月)
いっとき、四つ葉のクローバーを夢中で探した時期がありました
ウォーキングの途中でシロツメクサの群生を見つけると足を止めて
炎天下の中、長い時間探したものです。はじめのうちは見つけられ
徒労に終わることばかりで疲れましたが、見つけるのが得意な
一緒に探し周るようになってからはポツポツと見つけられるように
最初は嬉しくて嬉しくて、大事に手帳に挟んで持ち帰り、
押し花に
ある時からコップの水に入れて飾り、楽しむようになりました。
その後は、たくさん採った方にアドバイスをいただき、摘まずに写
幸せを呼ぶ四つ葉のクローバー。
今では、自分が見つけた幸せを噛み締め胸に秘めて、
次に見つける
「誰かに探してもらえる️」…と思いつつ。
皆様の元に幸せが届きますように
カルチャーセンター
矢吹 春恵(5月)
この秋、30年間出向いていたカルチャーセンターを卒業する事にしました。
同じに年月を重ねてくださった生徒さんも少なからずいて、思い出話をする昨今です。
力を合わせて作品展を成功させたり、小学生だったお子さんが40代の立派な社会人になられた
などの楽しい話もありますが、しっかりしていた方が倒れ、今でも意識のない状態が続いている事は、
一同のショックでもあり、私にとって大きな心残りともなりました。
皆さん穏やかな方ばかりで、新種の花、変わった花などを持って行くと、
パッと笑顔を見せて下さるのを見ると、心が揺れる時もありますが、
若い頃は何ともなかった、往復60Km以上の距離が、最近は疲れを感じるようになり
「高齢者がアクセルとブレーキを間違えて」などとニュースになる前にと思いきってお話してみました。
これからは市場に行くたびに増える新しい色、形、種類の花を見つける事を楽しみに、
近場のお教室と単発の講習会を脳トレを兼ねて続け、
同じく老いの域に入ったワンコと共に、のんびりと日々を過ごしたいと思っています。
桜
橋爪 容子(3月)
3月に入り、東京も都会の中の公園が早咲きの河津桜で満開の季節を迎えました。
季節の花たちや自然の風景の移り変わりを感じることは、花を仕事とする事からも
とても大切であると実感させられます。
教室のある東京日本橋では
「お亀桜」が2月頃からピンクのつぼみをつけます。
江戸情緒ある周囲のモダンな建物に濃いピンクの桜たちが本当に似合います。
4月になると江戸通りの「ソメイヨシノ」の淡いピンクの桜並木が
幻想的な桜の世界を楽しませてくれます。
街中が花でいっぱいになる春。
花たちからパワーをもらえるそんな毎日が送れる素敵な季節です。
都会の真ん中でも、植物たちはたくましく育っていることを感じながら、
日々大切に過ごしていきたいと思う「春」です。